居場所

 

ここを居場所だと思えるようになり、ここでは素でいな、ってあのおやじは最初言っていた

はじめて欠勤した日、夜電話がきて、すごくやわらかい口調で、調子を訊かれた

デパス飲んで落ち着けてますとこたえたら、自分ののんでる身体の薬の話もしてくれた、すごくおだやかに話してくれて、いつもとのギャップにとても驚いた記憶

べつの相談の時も、自分のことも、だれにも言ったことないけどな、って自己開示もしてくれながら話を聞いてくれた

寄り添ってくれた

わたしは、見返りを求めていない本当の優しさに弱い、涙が出そうになる

なんだかわからないけど、本心なのかわからないけど、わからないところも優しさだと思う

私はおやじの優しい対応を、私に対してでなくても、見聞きする度、自分にされているように感じて涙がでそうになる

私もそんなふうに人に優しくしたい

思いやりたい

そういう技術があるだけ?なんでもいい。わたしはほんとうにあんしんできたよ

それはうそじゃないし、ぶれないよ

私もそうしたいと思うのは、なんでだろう

思いやりのある優しさって涙が出そうになるよ

私はそういう人間になりたいんだとおもう

 

私はふけんぜんで、見返りを求めているクズだ、愛情を求めるクズだ、優しくされたい、愛されたい、それが強すぎて、逆にもう優しくもされない、無反応だ、あるいは厳しい指摘を受ける、自分がだめな子だから、愛着障害メンヘラ

 

わたしもあのおやじのようなてきせつな優しさを与えられる人になりたいのに、求めてどうする

学校の先生に抱いてた感情に似てる、でも、先生は先生でしかなく私は生徒でしかなく、いつかは、あるいは今、突き放される

怖い