さみしいだけと一緒にしないで
向けられたその好意はもはや性欲のようにも感じるしもっと言うなら自己愛の塊でしかなくてゾッとした。私が気持ち悪いと思ったのは好意や性欲よりも、その傲慢な自己愛。寒気がした。私は、男が、男である限り、異なる性である限り、真に心を開くことなんて出来ず、潜在的な憎しみを抱えながら生き続けることになるんじゃないか、なんて思った。もちろん嫌いではない異性も仲のいい男友達もいるが。何故かそう思った。本能的に思った。嫌悪感よりも更に上の軽蔑。拒絶反応。
ねちっこい男はキライだ。女々しい男も大嫌いだ。男の方がよっぽど弱く女々しく自己愛エゴイストだらけなのに、女々しいに女という文字が使われていることすらもはや許せない。一概に男とくくれないしくくってはいけないことは、なかいいまともな男友達はいるわけだから本当は分かっているのだが、それでもどうしても、潜在意識的に、本能的に、気持ち悪さを感じやすいなあと、おもった。
逆に女には甘すぎるとも思うが…。というか人に全般的に甘いと自分は思う。忘れやすいし、冷めてるのか大雑把なのか、痛みから目を逸らしてるのか、DV被害者傾向アリなのか。いつもそのうちぜんぶどうでもよくなるからぜんぶ受け入れてしまうけど、自分をもっと大切にしたいなあって今回は思った。この私の中にある、男という種族に対する潜在的な凄まじく激しい嫌悪感が、皮肉にもわたしの心を動かしたわけである。自分の気持ちを大切にしようと。
注意としては私は性欲や生殖本能を嫌って憎んでる訳では無い。
(けれど、先日見た幸せな夢で、私が何を求めているのかは明白に分かったけど…、性欲のない愛情)
(主語をデカくすると怒られそうなので。ある一定の)男の女々しい精神性の部分がとにかく嫌いでたまらないのである。これはある意味私の自己愛の強い男から逃げないといけないという生存本能なのかもしれない。そんな鬼気迫る話ではないんだけど。
踏みつけられる前に、踏みにじらなければ、と思ってしまう。踏みつけて粉々に砕きたい。本当は何よりも図太い癖に…なかなか壊れない癖に…気持ち悪…恐ろしい。再起不能になるまで全てを砕け割りたい。自分が弱者だと認めてるようなものだけど、恐れてるんだと思う。